エンタメちゃんぽん

エンタメ総合雑記 / Dオタ、ドルオタ、映画オタ

物がありすぎる絶望、2018年のクリスマス

茶色く染まった視界。引っ越し業者の段ボールで埋まって、部屋の床が見えなかった。


一年前のちょうどこの時期、2018年12月のクリスマスに私は引っ越しをした。上京民だったこともあり年末年始は帰省で時間が無い、それより前だと卒論の提出時期に重なって余裕がない、3月の入れ替わりシーズンだと希望に合う部屋が見つかりづらい。等の理由から引っ越し日はこの日に絞られてしまい、泣く泣くクリスマスを手放した。



普段から他の人よりも、自分には随分モノが多いことは自覚していた。周りの知り合いの家に遊びに行くと、みんな随分部屋ががらんとしている。私の部屋はそうではなかった。そしてそれは、引っ越し準備を手伝ってくれた友人からも指摘された。でもそんなに気にしていなかったし、高を括っていた。おかげで、25日は朝から休むことなく荷造りしつづけた。加えて私は要領まで悪かったので、業者の方が荷だしを始めた時にもまだ、せっせとダンボールの中に残りの荷物を詰めていた。


オタク的な趣味を持つとついつい荷物が増えてしまう。採集欲なのかな、関心のあるコンテンツの映像やグッズを持っていないと気が済まないから買ってしまうという理由からどんどん物が増えていくのか。だけど、純粋に好きなコンテンツを手元に置いておきたい、そのグッズを使うことで日々を彩りたいという思いで集めている部分もあるから、これらは無駄な物ではない。そういう思いがあったから、捨てられない手放せない。それから「これ以上買わない」という選択肢も持っていない。


だから一向に物が減らなかった。そして溢れるほどの荷物を持つ代わりに、それらを上手く少ないスペースに収納する術を身に着けた。だから気が付かなかった。私の部屋には物がありすぎたことに。



荷物を運び出す時のダンボールの数は桁違いに多く、業者さんも驚いていた。新居への移動が完了し、部屋に積まれたダンボールの山を見て私も驚いた。部屋の床は見えていなかった。


一刻も早くこの山を片付けようにも、ダンボールが多すぎてどこに何の荷物が入っているのか理解することさえ厳しい。一生懸命荷解きしても、部屋は中途半端に空いたダンボールが転がるばかりで一向に綺麗にならなかった。朝からの引っ越し作業で疲れた体を休めようとしても、ベットも前はダンボールの山に占拠され、たどり着くことは難しそうだ。電池が切れて使えないエアコンを見つめ、寒い寒い1Rの中で私は泣いた。


これがもし実家での出来事なら、親が手伝ってくれたのかななんて甘えた気持ち、甘えたい気持ちが湧き出てきた。「私一人では無理だ」。今目の前の荷物を整理できない、という状況がこれから先の新生活に少し重なり不安に思って涙が止まらなかった。誰か友人に助けを求めようかと考えても、今日はクリスマス。平日も休日も関係ない大学4年生なんてみんなきっと予定を入れてしまってるだろう、そう思って誰にも頼れなかった。


そして、こんなにもモノがあるのに、自分の周りを取り囲み色どってくれるものがあるのに、この「全く満たされない」感覚はなんなんだろう。自分の目の前には大量の所有物がある。私は確実にこの量のモノを持っている。なのになんでこんなにも未充足なのだろう。そんな感覚を抱いていること自体がわからなくて、理解できなくて悲しかった。




せめて少しでも元気になれるように、と向かったコンビニでチキンとケーキを買うことにした。店員のお兄さんは疲れたようにレジを打つだけだった。新居に戻ると暖房も着かずひんやりとした部屋と、無数のダンボールが私を待っていた。コンビニで買った「楽しみ」も意味を失った。

今週のお題「クリスマス」

【実録】卒業旅行に行ったWDWで困ったこと

WDWはいい…いいぞ…」


ミーハーだから大学の卒業旅行ではアメリカのディズニーテーマパークの一つWDW(Walt Disney World)に行きました。しかもハロウィン時期。


まぁ本場のパーク、アメリカ的な広大な土地を最大限生かしたくそでかい空間、全然待たないアトラクション達、塩辛いけどやけに美味しいホテル朝食のベーコン等々のハッピーのフルコンボでウルトラ楽しかったです。が、楽しいことも盛りだくさんな反面、困ったこともまぁちょいとありました。

何が起きるかわからないスリリングな感じも旅行の醍醐味ではありますが、可能であれば、ハプニングは少ない方が嬉しいですよね。


ということで、昨年WDWを訪れた私が現地で困ったことを出来る限り書き残しておこうと思います。まぁちょっとおふざけ入ってるんで参考になるかならないかはわかりませんが、これからフロリダへ旅立つ皆さんが少しでも楽しい思い出だけをいっぱいにして帰って来られるお手伝いができたらな、と思います!


今回の記事はパーク内で行動する中で起こった困ったこと、現地で起こった出来事に対応する中で心理的に困ったこと、ポジティブな困ったこと、の三本立てで。トラブルの対処法、だけでなく、海外に旅行する際の心構え的なことにも少し触れております。てか、ポジティブな困ったこと、てなんやねんな。まぁ読んでくれたらわかりますから!!

disneyparks.disney.go.com
スターウォーズエリアできた??

《①パーク内困った》

・とにかく夜が寒い

はい本当に。めっちゃ夜寒かった。ハロウィン時期の10月末くらいだったので日中はけっこう天気も良く、パーカー腕まくりしてるくらいだったんですが。夜は一転し、極寒。もう一枚羽織るものが欲しくなってました。特に、閉園時間頃にホテルまで行くバス停でバス永遠待ってる時が一番寒さで凍えた。パークで売ってるロゴの入ったトレーナーみたいなやつ(語彙力)がめっちゃかわいいんでお土産ついでに買って着てましたね。かろうじて寒さはしのげるし、けっこう良かったです。ほんま、羽織れる上着マストやで。UNIQLOとかの畳める安いので全然いいので、風邪ひかない程度の上着、用意していきましょう。

ティンカーベルの話が早い

「いやいやいきなりティンカーベルの話されても、」って感じやんな。でもこれほんまなんです。キャラクターグリーティングが豊富なのはWDW、というか海外のパークの魅力の一つですよね。日本と違ってグリーティングしやすい、待ち時間が少ないって良く言いますし、例に倣って私ももちろんやりましたよグリーティング。そして、TDRでは信じられんレベルの数のキャラグリは本当に出来ました。写真もたくさん撮れたし。しかもみんなめっちゃ喋りかけてくれる!!!…んやけど、向こうは超ネイティブだから話す速度が速い!!!特にティンカーベル!!ティンクの性格的にも早口なのはキャラに合ってていいんやけど【非ネイティブ×そんなに英語達者じゃない人間=dead】って感じで本当に何も聞き取れなかった。まぁでもめっちゃ可愛かったし楽しかったので、とりあえず笑顔で「うんうん」うなずいときゃ勝ち。

ちなみにタイミングにもよりますが、私はミッキーとミニーのグリーティング列は並んで5秒でできました。ほんと大してキャラクター好きじゃなくても一回写真撮っとき?

・広すぎて歩くのがだるい

いやもうね、海外のパークまじでかい。しかもなんか入り組んだとこにあるアトラクションとかあって地味にわかりにくい。道迷って行ったり来たりするにも遠い、みたいな場合もあるので要注意です。カレカノで行く場合喧嘩になる要素でしかないくらい「歩くの疲れた」になるフラグ立ちまくりなので、事前にパーク内のマップ見とこうね。現地のおじいさんおばあさんが乗ってる謎のミニカー/簡易車椅子みたいなやつ(パーク専用??)本気で欲しくなるくらい疲労が溜まる。まじメディキュット必須。でもその分、道が広々としててめっちゃ歩きやすいので、優雅に、そして広い心でパークを過ごせば足の疲れも気にならないことでしょう。そうなることを祈っています

・ポップコーンが美味しくない

これに関しては私がたまたま買ったポップコーンがめちゃくちゃ湿気てただけ、かもしれませんがめちゃめちゃ美味しくなかったです。塩のしょっぱさはいい感じだったんですが、とにかく湿気てた!!向こうのパークではTDRで良くあるポップコーンマシーンでの販売だけでなく、ワゴン販売がけっこう多かったんですね。で、ワゴンの場合、既に出来上がったものが袋に詰められた状態で売られているので、おそらく時間がけっこう経ったものも販売されてるんだと思います。そりゃ湿気るわな。なので、美味しいポップコーンは東京で食べることにして、WDWでのポップコーンを買う場合はアメリカンな塩気の強さを楽しむため、にしましょう。

・みんな背が高い

これは本当にどうしようもないんですがね、海外の方ほんとにとっても背が高い。だから夜のショーとか、パレードとか見ようと思って場所取りして座ってても、開始時間に回りが一斉に立ちだすと「まじ何も見えん!!!!」から気を付けて場所取りしてください。油断すると目の前に知らん人の肩!!!or子供にショーを見せるために肩車する現地パパ推定身長190㎝+その肩に座るちびっこの座高50㎝があなたの前に立ちはだかります… 柵とかで仕切られてて専用エリアが用意されているような場合はぜひ、何としても最前列を取っておくことをお勧めします。ちなみにWDWの水上ショーとか花火とか全部めっちゃ豪華で面白いので頑張って場所取ってみる価値は十分あります。が、夜は寒いので防寒必須やで!

《②心理的に困った》

はい、ここからは現地で起こった出来事に対応する中で心理的に困った(というより弱った、かも)ことを書いていきます。パーク内だけではなく、海外どこでも共通で旅行に行く際の心構え的にも使えるかも、な知っておいて損はない実情を綴っておきますね。初めて海外行くで~なんて人はこれ見て心の準備運動しておきましょう~

外国人差別は割とある

「え、」って感じですね。はい、はじめから少ししんどいこと言うて申し訳ないですがこれ本当にけっこうあります。私はレジで出したドル札が偽札じゃないかめっちゃチェックされましたし、すげー適当に会計されたことがありました。流石にぼったくられたりはしなかったけど、明らかに前後に並んでた現地の方とリアクション変えられたので、その人の機嫌の問題とかでもないんですよね~ これについて長々と書いても気持ちが重くなるだけなのでこのパートは簡単に切り上げますが、見た目や話し言葉で明らかに「海外の人間だ」って判断されて態度を変えられることは少なくないので、頭の片隅で覚えておいてください~ 堂々としていれば基本問題ないので

・英語話せないと容赦なく待遇悪くされる

これも「え、」って感じですよね。でもまじで英語って大事よ。(笑)レジでの注文とかでコミュニケーション上手く取れなくて超不機嫌な顔されたり、サービスが十分じゃなかったりすることも多々です。反対に、簡単な英語だけでも出来たらコミュニケーションもとれて楽しさ倍増なのでちょっとだけ頑張って勉強することをお勧めします

上の話にも通じることですが、こちらも「そんなん言うてもディズニーは夢の国やし、キャストさんも優しいやろ~」みたいな甘い認識ではいない方がいいです。日本が出来すぎてるくらいですからね、日本の"普通"で考えてると逆にショックを受けることがあると思います。

そう考えると日本のパークに行くと、キャストさんの驚くほど接客スキルが高くて、親切で優しい姿に感心しますね…海外のパークはフレンドリーで気さくでそれはそれで素敵だし、その分楽しさ倍増!になる場面も本当にたくさんありました。例えば、友達とお揃いで来ていた個性的な服を「おしゃれだね!」ってめっちゃ褒めてくれたり。でも、全員が全員好意的な人、日本のキャストのように徹底したホスピタリティを持ってる人ではないので(笑)稀に当たりが強い人がいてもショックを受けないで、文化の違いを感じるいい機会だったな、と思ってください。

・Hummusって何やねん

みなさん「Hummus」って聞いたことあります??私は無かったですWDWに行くまで。ちなみにフムスはめっちゃ簡単に言うと、ひよこ豆に色々味付けしてすりつぶしたペーストって感じです。私が昨年WDWに行ったとき、夜のショーの待ち時間にどうしてもお腹空いてその辺のワゴンでなんかわからんけどとりあえず買ったのがそうこの「Hummus」。流石アメリカ、パーク内で用意される食も進んでるんだな~と感心しました。ほんまに何かわからんかったけど。クラッカーとかに付けて食べるようなやつでした。健康には好さそうやったけど、味薄かったしお腹が満たされる感覚が無かった。(つまり私的にはあまり美味しくは無かったです) 慣れない土地だと「なんかわからんけどとにかくお腹空いたからこれでいいや!」ってやっちゃうことってあると思います。が、注文する前に一回ググってください。フムスに限らずね!今はデジタル機器が普及してますし、みんな使いこなせるでしょ。くれぐれも、私の二の舞を踏むなよ。

《③ポジティブな困った》

こっからは大喜利みたいなもんなんでゆる~く「気をつけよ」くらいでいいです

・マジックバンドでお金使いすぎる

「マジックバンド」それはWDWにあるめちゃ画期的なシステム。魔法のリストバンド(ICチップみたいなんが内蔵されてる電子マネーみたいなん)を身に着けているだけで、パークの入場も、お会計も、ショーの限定エリアの入場も楽々できちゃう!!サービスです。しかも事前に色選んだり、グッズ屋さんでアクセサリー買ってカスタマイズしたりできる。てか付けてるだけで映える。そんな優秀なマジックバンドちゃん、付けてるとお財布出さなくて済むので「防犯対策的にもありがたいんですよね~」とか思って歩くたびにチャリンチャリンお金使っちゃうので注意。その辺のワゴンのアイスとか、プレッチェルとかやたら買っちゃう。ちょっとした耳とかも気軽に買っちゃう。あとでクレカの請求えぐいことになるので気を付けてね。でも本当に便利は便利!

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Apple製品的な何かを感じる

・サンドイッチが食べたくなってしまう

WDWだけでなく、CDA(カリフォルニアのディズニーパーク)にもある"アールオブサンドウィッチ"というお店のサンドイッチがめっちゃめちゃに美味い!!今まで食べたサンドイッチの中で一番レベルに美味しいサンドイッチが食べれる店です。正式にはパーク内、ではなく各パーク近くの商業施設(舞浜で言うイクスピアリみたいなやつ)に入ってるお店なんですが、本当にアメリカのパークに行く機会があったら絶対に食べて欲しい。いや、これを食べずにどうやって日本に帰ってくるのかと、問いたいくらいに食べて損ないサンドイッチです。ただ、ボリュームが海外サイズなのでそこだけお気を付けください。そこ以外全部最高。ここのサンド食べるのも海外パーク名物の醍醐味、って言っても大袈裟じゃないくらい美味しいからほんまに食べて欲しい。



はい。最後直接的にはパーク関係ないサンドイッチが美味しい話で終わりましたけど、いかかだったでしょうか。この記事は「めちゃめちゃ有益やんこれ!!」みたいな話題が満載ってわけではありませんが、海外パークを楽しむにあたって少しでも役立てられるようなものは届けられたのではないかと思います。せっかくの海外旅行、海外パークですからね、目一杯準備して目一杯楽しんで素敵な思い出を作ってください。心配は無用です。天下のディズニーさんの作ったですから楽しくないわけないんですよ!!!!!


なので大船に乗った気持ちで楽しんできてくださいね~~~ちなみに私はめっちゃ楽しんだで。

音楽はどこでも聞ける

とは私は思わない。


しかし、大多数の人にとってはそうらしい。音楽なんてどこでも聞けるし、どこで聞いても一緒なのだ。



帰り道を歩きながらでも、電車に揺られながらでも、家でゆっくり聞くのもいいけど、私は特に駅から職場へのバスに揺られて外の景色を眺めながら好きな音楽を聞く瞬間が好きだった。その時間帯や景色に合わせた音楽を選んでいた。


会社の同僚にそのことを伝えると「まあ曲は部屋でも聞けるじゃん」と軽く流されて話は終わった。私にとっては大問題なんだけどなぁ。悲しいなぁ



別のところで、会話の中で米津玄師やRADWIMPSのことを良く話す友人がいた。その子とカラオケに行った。私はあまり興味がなかったので歌わなかったが、その子は選んだ。でもサビしか知らないと言っていた。何度も聞いているみたいなのに、サビ以外は歌えていなかった。


その子は使うイヤホンに拘り、良い音質のものを買い、様々なアーティストのライブにも足を運んでいる。それでも、その子は歌詞を知らずに曲を聞いている。



音楽を聞くことなんて目的ではなく手段でしかなくて、例えば通勤時間やることがないから流しておくとか、一人暮らしの部屋が静かで寂しいからかけておくとか。私は音楽を聞いてゆっくり歌詞を考えるとか、曲を聞くために街歩きをしたりとか、そういう時間を大事にしている。聞くために外に出るまでする人はあまりいなくても、みんな聞く場所は気にしてるもんだと勝手に思ってた。


だけど、実際には音楽はBGMでしかない、ほとんどの人にとっては、埋まらない場の空白を埋めるものでしかない。



私は少しでも時間があったら映画やドラマを見たり、本を読んだり、音楽を聞いたり、その一つ一つに対して文を書いたり、制作アプリで画像を作ったり、そういうことをできる限りずっとしていたいという思いが強い。



カラオケの友達に私がそういうことをしている時間に何をしているか聞いてみると、電話をしたりラインをしたり、ご飯に行ったり、家に行って話したりすると言う。



誰かと話したり一緒に過ごす時間が嫌いなわけではないけれども、私には他の人と比べ誰かと同じ時間を過ごそうとする気持ちが極端に少ないと知った。


たしかに、誰かと会う約束があればとても楽しみに出かけるけど、いつでも誰かと話していたいとか、時間があれば連絡を取り合っていたいという思いはないなぁ


関心が自分に向きすぎていて、他人に興味を持てていないのかな、と思った。でも話すのは好きだから、そんな簡単な話でもないらしい。とりあえずは、今のままの私でいいや。


どっちが悪いとかどっちが良いとかそういうことではなくて、ただ、他人とコミュニケーションを取ることにそこまで積極的になる気が起こせない自分を悲しく思った。同時に、音楽がただ背景になってしまうことも、やっぱり悲しく思った。

好韓、嫌韓、優越韓

2019年3月、私は韓国・ソウルに行きました。韓国人の友人に会うために、です。




大学で親しくなった彼女とは、ゼミもサークルも全く違ったけれどなんやかんや季節ごとには会って話をする仲で、何度もお互いの恋愛の話や進路への不安や悩みを語り合った。二人で会う時にはいつもご飯の後にスイーツを食べるのがお決まりだ。


学生の間、ずっと一緒に旅行がしたいと話していた。そして彼女の国に遊びに行くと約束していた。けれども、共通するコミュニティも無く少しずづスケジュールの違う私たち。旅行が出来る程の日数を合わせることは難しく、それはなかなか叶えられない願いのままだった。



「このままだときっと一生私は彼女と遠出をする機会も、彼女に会いに韓国に向かうことも無いままだろうな」


4月からは新社会人で正真正銘の大人の仲間入りをする、となれば、これまで以上に誰かと予定を合わせることも長期の旅行ができるような余裕を作ることも出来なくなるだろう。だから行こう、と思って彼女が実家にいる日に合わせ勢いだけで航空券とホテルを予約した。


それまで東京だったものがソウルに移ったからといって話す内容やテンションが大きく変わることは無く、いたって"二人"はいつも通りだった。ただその時の"彼女"は少し様子が違った。



私と話す時は日本語だ。それは日本にいるときと違わなかった。代わりに、彼女は韓国語を話そうとしなかった。


定員さんとの会話も最小限しか交わさず、どちらかと言うと私といるときに積極的に母国語を話したくないようだった。


前にも一度、日本の友達をソウルに呼んだことがあると言っていた彼女。もしかすると以前に、日本人を嫌う現地の方の会話を耳にしたことがあったのかもしれない。韓国語がわからない私は気が付かなかったけど、今回もそんな場面があったのかもしれない。



日本人観光客相手に商売をしながらも、批判的な言葉を投げかけたくなる。ソウルに住む方がそんな感情を持つように、私だって心底その国の文化を好意的に受け入れて、好きでそこに旅行した訳では無かった。

BoA東方神起、少女時代の曲をカラオケで歌ったり、韓国ドラマにドハマりしたり、そんな過去だってあるけれど。韓国という国の事を考えれば、慰安婦や徴用工、竹島等々…上げればきりがないような、単純に好感だけを抱いていられない問題もたくさん見えてくる。


そんな複雑な思いを持ちながらK-POPを聞き、韓国コスメや韓国発のブランド通販サイトを利用するのが今の私だ。そしておそらくそれは、日本に留学しに来た彼女も同様だろう。

お互い思うこと、感じるわだかまりは多少あったけど、そこをあえて触れることなくコミュニケーションしてきた。だから上に挙げた問題に対して彼女がどう思っているのか、確実なところは知らないままだ。



韓国に行くとき、行ってからだって「物価が安い、物が安い」と度々私は口にした。その度に、無意識の内にソウルをどこか見下したような感覚があった。


この感覚はおそらく友人も持っている。高校生の時に必死に日本語を勉強し、日本の大学を目指した彼女は地元に帰らず日本で就職する理由を「その方が楽だから」と言った。


韓国の受験戦争には勝てそうにないけど、日本語を勉強するだけで日本のトップレベルの企業に就職できる。だから彼女は日本にきて、日本にいることを選んでいる。


私達は二人とも心の底からその国が好きだとか、互いの国を尊敬する気持を持っているわけではない。もちろん、好意的な感情は持っているものの、頭のどこかでは見下し、優越感を持ってその国と関わり続けている。



それでも私たちは、同じ国に生まれ育った友達にも話せない悩みを互いに打ち明け話し合ったり、お互いのことを大切に思いこれからも良い関係を続けていきたいと思い合う。


お互いの国が抱える問題はたくさんあるけども、それらをわかったうえで私と彼女は同じ時間を過ごすことを選んでいる。全部取っ払って一人と一人の人間として関わり合えていると感じられる。


そう思いたいだけなのかもしれないけど。それでもいいや。


こんなふうに思える存在に出会えたことを、今私は心から嬉しく思っているから。



ついでにイニスフリー爆買いした

サカナクションを好きなのは

今週のお題「わたしの好きな歌」



サカナクションに出会えてよかった。サカナクションの音楽を知ることができてよかった。その時じゃなくても、いづれ自分で発見していたかもしれないけれど、あの頃出会っていたことが私にとって大事だった、そんな気がする。



私にサカナクションの音楽を教えてくれたあの子は

今どこで何をしているんだろう




私にサカナクションを教えてくれたのは、地元の友達だ。それは小・中学校と同じで、他の同級生よりその時期特に仲良くしていた双子の姉妹だった。学校行事や部活動、放課後やちょっとした外出のことまで、私の過去の思い出にはいつも彼女たちがいた。「いつかお互いの結婚式でスピーチしよう」「絶対招待するから」そんな約束もしていた。



高校進学を経て、なかなか会う機会を作ることが難しくなりどんどん疎遠になってしまった。そんなことをきっかけに私たちの関係は途切れた。ついには、よく一緒に過ごした別の友達に聞いても連絡先がわからない程に遠い存在になっている。地元の成人式にも来なかった彼女たちが今、どこで何をしているのか、誰が知ることができるのだろう。



彼女たちには少し年の離れたお姉さんがいた。双子の姉妹はそのお姉さんの影響を強く受けてか、流行りや新しいものを察知する感度が非常に高く、仲間内に新しい風を持ち込んでくれる存在だった。


大流行する少し前に、「Hanachu→」(廃刊になってしまった女子中学生向け雑誌、二コラみたいなもの)の付録になっているシュシュをゲットし小学校に着けてきたり、まだ読者モデルとして白黒ページの端の方に映るきゃりーぱみゅぱみゅを見つけ「かわいい」「この人絶対来る」と言い切ったり。彼女たちが目を付けるものはいつも、私たちの"流行り"の半歩先、もしくはそれ以上先にあった。


まだ今程には一般化されていなかったYouTubeを駆使して、色んなジャンルの音楽にも触れていた彼女たち。サカナクションの楽曲も、そんな彼女たちが好んで聞く中の一つだった。



周りの友達も、私も、AKB48や嵐のようなアイドルブームに乗ったり、EXILEや少女時代といったダンスグループのパフォーマンスに夢中な人が多かった。バンドの曲を聞くにしても選ばれるのはONE OK ROCKBUMP OF CHICKENRADWIMPSミスチルだ。彼女たちももちろん、当時の流行りの曲を歌ったり聴いたりしていたが、その関心はいつももっと遠くに向けられていた。

僕は歩く つれづれな日
新しい夜 僕は待っていた


流れて 流れて 僕らは今うねりの中を 泳ぎ回る 疲れを忘れて


そのフレーズを初めて聞いたときの不思議な感覚は今でも忘れられない。中学校からの帰り道、双子だからこそなし得る業のような美しいユニゾンで、彼女たちは「アルクアラウンド」を口づさんでいた。


初めて知った「サカナクション」、初めて聞いた「アルクアラウンド」のことを家に帰って母に話した。数日後、母はTSUTAYAサカナクションのアルバムを借りた。我が家の車でドライブ中に流れる音楽に、サカナクションが加わった。


そこから私の生活にも、サカナクションがあるようになった。今の私は高校・大学を経て、社会人だ。本腰を入れて聴き始めたのは高校生活が終わる頃だけど、もうそんなに長く私はサカナクションを聞いていたのか、と。それ自体がなんだか不思議だ。





あの二人は今何を見て、何を好んで、どんなものに興味を持っているのだろう


あの頃彼女たちが持っていた嗅覚に、今でも私は追いつけていない。大人になって、色んなことを学んで知れば、そうなれると思っていたんだけどな。なかなかすぐにはなれないらしい。今でも二人と話していたいし、今でも彼女たちから教えてもらいたいことがたくさんある。



この先の"メジャー"を察知して、それをいち早く掴んで自分のものにする。そんなことを当たり前に出来ていた彼女たちは凄かった。そして、そんな人たちと青春を共に過ごし、語り合った"あの頃"は間違いなくかけがえのない私の財産だ。


そして気づいた。

そうか、だから私はサカナクションが好きなんだ。


バンド自体の楽曲、パフォーマンス、演出、衣装、グッズ、イベント…サカナクションに関連して生まれるそのどれもが私は好きだ。だけど、それだけでは説明できない「好きな理由」があるはずだと、ずっと思ってきた。ずっと、それが何かを考えてきた。今まで答えが出なかった。



私にとってサカナクションは、彼女たちと過ごした時間、彼女たちからもらった刺激の象徴そのものだったのだ。



もちろんサカナクションの音楽が素晴らしいことも、彼らの活動や取り組みが面白いことも、私が好んでサカナクションを聞く大きな理由だろう。けれども、今までそれだけで納得しきれなかったのは、バンドだけを見て「サカナクションが好き」では無かったからなんだ。




アルクアラウンド」を聞くといつも、少し胸が苦しくなる。初めて聞いたときの衝撃と、彼女たちの情報感度への憧れ、もう会えなくなってしまったことへの悲しみ、そんな感情がたくさんぎゅっと押し寄せてくるのだ。



もしまた二人に会えたなら、その時は必ずサカナクションに出会うきっかけをくれたことへの感謝を伝えよう。そして、またあの頃のようにたくさん話をしよう。話を聞こう。




そんな日は本当に来るのかな。そんな日がまた来て欲しいな。希望を込めて、この文を終えよう。



「私が今サカナクションを好きなのは、二人と過ごしたあの毎日があったからなんだよ。」

『M.I.B』の新作は地球も、ファンも、ド派手に裏切る。

本編中で「M.I.Bの中で何かが起こってる」ってエイリアンちゃんが言ってましたが、映画自体にも色々起こっちまってましたね。


今までのシリーズ作品の歴史を知らないか、見たことあるけどニューラライズされちゃった人なら普通に面白い映画かもしれません。私はショックで正常な判断をして見ることができませんでした。悲しい


※以下若干のネタバレを含みます。


OPでいつものテーマが流れ、タイトルが出てきた瞬間の歓びはあっけなく序盤でさっさと崩れ去り。エンドロールの最後にあのお決まりのテーマが流れた瞬間、私は冗談抜きでちょっと泣きました。私が見たかった『メン・イン・ブラック』はこれじゃない。くうぅぅぅ


なんとなく、予告動画の"M.I.Bらしくない"、あまりのスタイリッシュさとオシャレな雰囲気を見て「おっと、これは思ってたやつと違うかもしれない」と異変を察知はしていましたが。映画館で見てみると、やっぱりかなりこたえました。


ここまで書いて改めて書くほどでもないでしょうが、そうです。はい。『M.I.B』の新作を観に行ってきました。そして私は、今までの3作品が大好きなのです。そして新作は微妙でした。過去3作好きな人は「後からTSUTAYAのレンタルで借りて見よか~」くらいのモチベで全然いいと思います。



ワイルドスピードに出てきそうなかっこよすぎる新作車とか、やたらめっちゃら私服着ちゃう主演エージェントの二人とか、「M.I.Bの敵キャラ」っぽくない敵のデザインとか。素手の戦闘シーンあんないらんやんそのくせアクションそんなに無いし、とかあほみたいなボケボケシーン全くないやん、とか最後カッコいいまま終わるのは違うだろ、とか。思うことや気になるところがめっちゃありましてん…


「なんでそんな私服カッコよく着こなしてんねん!!!!!あのブラックスーツあってのMIBやろが!!!!!!!」


SFっていうよりほんとにド派手なアクション映画出来ちゃった!!って感じだったな。SFコメディじゃなくて、SFアクション超大作ぅぅぅ~~~~。けどアクションもそんなに凄くない~~~~。見所はクリヘムの顔。ということは、あのポスターのキャッチコピーは正しすぎるくらい正しかったんやな。うん、むしろ潔い。



これまでの『M.I.B』を見たことのある、又は私と同じように好きな方はこのような空想をしたことがあるのではないでしょうか。


自分が今踏んづけてるマンホールの下に、もしかしたらでっかいイモムシちゃんが住んでるかもしれない
変な帽子をかぶってるあそこのおじさん、脱げば触覚が生えてるのかもしれない
どっかのビルから地下に降りればM.I.B本部日本支部が見つかるかもしれない


「もしかすると、この映画で描かれていることは、私たちのすぐ隣で起こっていることなのかもしれへんな。」

私の毎日の生活の中に、『M.I.B』はそんな少しの楽しみと余白をくれていたんですよ。そんでこの感覚こそ、私が、そして『M.I.B』のファン達が楽しみにし、好んでいた/求めていたものなのではないでしょうか?



人気シリーズのスピンオフという位置づけとしての新作、かつキャストを大幅に変更にしなければならない。となると、設定は踏襲しながらも作品自体のテンションも変えたり、全く新しい世界観を作るとか方向性変えたりしなければいけないのかな?まぁ確かに、それらはとても容易ではないですよね。大変だろうな、とは想像できる。



けれども、『M.I.B』の冠が付いてる以上、「カッコよくて、面白くて、ワクワクできるあの体験」(もう戸惑いすぎてめっちゃ語彙力無い)が味わえると思っちゃうじゃないですか。もはや『M.I.B』ってそのタイトル一つがジャンルになってる程に思う。それは言いすぎか、でもそれがほとんど全て見られなかった時の気持ち、わかる??やばない??


クリヘムはマジでイケメンだったしそこは許そう。千歩くらい譲って許そう。しかしだな、やたらめったら『マイティ・ソー』ネタを入れればオタクが喜ぶとでも思ったか??!予告見た時は確かにクスっとしたけどな、そのシーンに至るまでで既にけっこうながっかり感があるので全然笑えないし、むしろ白けてしまったぜ。おいおい



ただの非日常の面白い映画、じゃなくて、主演二人のJとK(ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ)の関係性とか、5分に一回くらいのネタシーンとか、きもかわいいエイリアンたちとか、それからそのエイリアンとMIBのコミュニケーションだったり、彼ら(あれれ、エイリアンに性別ってあるのか??)が地球で試行錯誤しながら生きてる様子とか、そういう一つ一つの"愛おしさ"が、今回の新作には見つけられなかったなぁ。

申し訳程度のかわいいエイリアンポニーちゃんと、序盤に出てきた大量に分裂するあの子くらいかなぁ。



何より、最終的には「私たちの毎日なんて壮大な宇宙の一つにすぎなくて、その外にどんな世界が待ってるかわからないくらい、ちっぽけなものなんだ」っていう真実を教えてくれるんだよなぁ。優しくユーモアたっぷりのシーンで締めくくられるその瞬間が、私は好きなんだよなぁ。



そんな風に私に余白と真実をくれたMIBは、インターナショナルにはいなかったよ。



そうだなぁ、日本テレビは、どうやら選択を誤ったみたいだなぁ。彼らが金曜日ロードショーで放送すべきだったのは間違いなく『M.I.B 3』じゃなくマイティ・ソーだったな。


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コピーが全てを言い当てている

<Tommy february6>はどこへ行ったのか

地元のダイエーにあるサンリオショップ、その店頭に佇む小さなモニターの中に流れる映像を見ることが私は好きだった。


画面に映るのはサンリオの有名キャラクター"キキララ"と、マイクを片手に歌う綺麗なお姉さん。



まだ小さかった私にはその人が誰だか判別さえついていない。けれども、うっとりするようなサウンドと女の子の憧れを全て詰め込んだかのような可愛らしい世界観、サラつやストレートヘアーにオレンジのダテ眼鏡という象徴的なビジュアに私は虜になっていく。小学生だった私にはそこに映る全てが一点の曇りもなく魅力的に見えていた。



この時私が見ていた映像に映っていたのはTommy february6。ある一定の世代の人にはメジャーで懐かしい存在だろうthe brilliant greenのボーカルである川瀬智子のソロプロジェクトとして活動するアーティストだ。(対になるものとしてTommy heavenly6という存在もある。)


そのアーティスト名だけを聞いてもピンと来ない人は少なくないだろう。けれども、楽曲を聞けばその存在をイメージしやすくなるはずだ。


アーティスト活動が活発だった頃には、米倉涼子主演で放送されていたドラマ『奥さまは魔女』の主題歌「MaGic in youR Eyes」、『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス』の主題歌「L・O・V・E・L・Y 〜夢見るLOVELY BOY〜」等、有名な映像作品とのタイアップも何度も行っており、おそらく多くの人は一度はその楽曲を耳にしたことがあるのではないか。



Tommy x Pikachu! Live



the brilliant green - There will be love there -愛のある場所- (live)


(ヘヴンリーの方は銀魂の主題歌にもなってたんやで…)


Pray Tommyheavenly6



もしかすると、いや、もしかせずともここまでを読んで「あー、いたなこんな歌手」、とか「この曲懐かしい」などと感じてその存在を思い出した、という人が多数だろう。そりゃそうだ、ここ数年昔のように頻繁に楽曲を披露することも、リリースすることもない。だから今の彼女については知られていない、又は忘れている人が多くいて当然だ。



前述したように、私は小さい頃Tommy february6(以下、長いのでトミーとします)のファンだった。そして現在進行形で彼女の活動を追い続けている。ずっと彼女だけを見てきたわけではないが、興味や関心は持ち続けてきた。では、曲も出さないメディアにも出ない、そんな、私が見ている今の彼女は一体何を生業にして生きているのか。



“少し前まではバースデーライブとかも未だやってはいたけれども、今はそれさえ気配なし。人気ブランドのMILK FEDとコラボして、お洋服ばかり売っています。”


このように言ってしまうと、傍から見れば彼女の今の行動は「アーティストの小銭稼ぎ」のように思われるだろう。本当のことを言うと、実際私も少し前までそのような視線を持ってトミーの取り組みを見ていた時期があった。


しかし、彼女のプロデュースするアパレルアイテムを見ていくうちに一概にそうとも言い切れないことにある日気づいた。



受注生産限定で販売されているショルダーバック一つとってみても、小さくきれいにまとまってはいるものの、収納スペースがたくさんついており、500mlのペットボトルも入れられる優秀っぷり。トミーらしいフェミニンな色使いだけでなく、男性でも使いやすいよう、カジュアルダウンしたデザインverも用意されていた。


ありそうでなかった、でもどこかで「あったらいいな」と思っていた。そんな痒いところに手が届くアイテムを、彼女は自らの世界観の中に落とし込んでいたのだ。だからぱっと見ただけでは気が付けなかった。


彼女がとった「行動」だけを表面的になぞって見ると、それは片手間でやっているファンに向けてのアパレル事業だろう。だが、実際に作られているプロデュース商品の機能性や魅力はそれに留まらない。


そして、トミーと同じような存在を私はもう一人知っている。


佐藤すみれAKB48SKE48に所属していた元アイドルだ。彼女のことも現役時代から応援しており、今でもSNSのアカウントはチェックし、一度イベントにも足を運んだ。ゆるゆるとその動向を見続けている。


佐藤すみれ(以下、すーちゃん)も、最近はカフェとコラボしてスイーツメニューをプロデュースしたり、自分の好きな系統のお洋服を企画したりとクリエイター業に精を出していた。アイドル時代から自分の芯や見せ方を曲げずに活動していた印象があったが、彼女は自身が持つそういった強みを活かし仕事に繋げている。


少し前に、SNSでアイドル時代を知るファンから「何をやってるのかわからない(笑)みたいなことを言われた」(ニュアンスなので多少言葉が違うかもしれません悪しからず)というようなことを言われていると発していたが、そんな風に言ってしまいたくなる気持ちも分からなくはない。それくらい佐藤すみれは今、多方面でクリエイターとしての才能を開花させている。


佐藤すみれトミーフェブラリー、今回取り上げたこの二人に共通しているのは、彼女たちが自分やファンが満足するだけのものに留まらず、普遍的に"欲しい"と思ってもらえるようなモノづくり、を成功させているところだ。


自分たちの大切にしている世界観や実現したいイメージを形にする、もちろんその思いは全ての根底にあるだろう。だが、結局、それが意図しない人の利益にまで広がって、その人の生活をよりよいものにしていたり、他の誰かの役に立つ一品として愛されていたりする。そんなことを彼女たちは可能にして、そうやってお金を稼ぎ、生きているのだ。



ここ数年、ネットメディアから人気を得た人物が自らのブランドを立ち上げたり、どこかの企業とコラボして商品を企画する動きも少なくない。そういったインフルエンサーマーケティングがビジネスの一つの形として成功しつつあるこの頃だ、彼女たちの取り組みがそれらと一緒くたに考えられてもおかしくないし、それらと重なる部分が無いとは言い切れない。


けれども、それらとはっきりと違っていることがある。彼女たち(トミー/佐藤すみれ)は、自分たちが今までのキャリアの中で大事にしてきた主張や好みを守り続けて、それを形に変えている。例え、これまでしてきた活動内容とは違うことを今の主な仕事内容としていても、彼女達が大切にしてきたものはどこへも行っていない



そんな人たちを表すにふさわしい日本語がないから、「何をやってるのかわからない」と印象づけられてしまうのだろう。わからなくて当然だ。彼女たちがやっていることは、たぶん今ある職業の中に留められない。今ある言葉で表せるような生き方をしていないのだから。


特に、佐藤すみれのやろうとしていること、今回私が簡単に説明した内容に関してはこの本に詳しく載っているのでぜひ読んで欲しい。この本を読んで、自分が持っていた彼女達(トミー/すーちゃん)の活動への印象とリンクする部分があったため、この記事を書くことも決めた。他の人の部分も面白い。




今でさえ何に向かっているのかわからない、きっとこれから先だって、まだまだどこへ進むのかわからない。だけど。まだ見ぬ未来を楽しみに、とりあえず私はそこへついていってみようと思う。


自由に道を切り開き、歩いていく姿がとてもかっこいい。彼女たちの進む道は、彼女たちがつくる世界はきっと今より、広く明るく輝くだろうな。